一冊の本。ONE BOOK STORE。

考え方が変わった。旅にでた。助かった。私を変えた。それは、たった1冊の本。

極上のコメディです。人に会うことが本当に好きになる、隣の人が愛おしくなる、人とのトラブルを受け入れて許せる愛情いっぱい詰まった「プリズンホテル」

泣けるのは積み重ねた歳のせいか。心地よく泣ける。泣けるポイントがたくさんある。本というのはそういうものだが、数年経って読んでみるときっと泣ける場所が違うんだろう。 「プリンズンホテル」という名前から想像最初の本を読む前の印象は、戦後の極東国…

根っからの理系人間だけど弁慶ってすごくいい奴だと思うし、巴御前に惚れてまう「君の名残を」

私は歴史物がとても苦手だ。登場人物が多い上に名前が難しいし、同じような名前だから余計にこんがらがる。日本史の授業が苦手だったのもそういう理由からだ。しかし、歴史物は読みたい、そういう矛盾した気持ちも確かにあるのだ。日本人として、当たり前の…

「禅学入門」でソモサン・セッパ!もう少しで悟れるか、目からウロコの禅入門書

私は梅雨明け前のこの季節が好きだ。 シトシトと雨がふって、ジトジトした湿気にまとわりつかれたと思ったら、今度は、ジリジリと太陽が攻めてくる。 庭はいつの間にか背の高い緑でいっぱいになっている。この時期の自然は、夏休みにやってくる孫とか、親戚…

「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」読むと絶対に牡蠣にウィスキーを垂らして食べたくなる

本をきっかけにして新しい趣味をみつけられたら、とても嬉しいことだと思います。村上春樹さんの「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」は私にウィスキー、というよりアイラウイスキーの世界を切り開いてくれた本でした。 私自身はそれまでウイスキー…

「此処で筆を擱」いた志賀直哉っていい人。作者に救われた仙吉の神ストーリー「小僧の神様」

本との出会い方には色々有りますよね。この人素敵だな、と思っている人が好きだと言っている本、というのも出会うきっかけです。その人がそういう考え方になるにあたって、少なからず影響を与えたと思うからです。 私は小山薫堂さんが好きです。どんな人か知…

見た目かっこよくないし人付き合いも得意じゃないけど行動力あってブレなくて結局リア充の西嶋がかっこいい「砂漠」

私は作品をカテゴリー分けは特にしないようしています。というか出来ないんです。ブクログで読んだ本や積読の管理をしているんですが、ハウツー物とか推理物とかカテゴリー分けしやすいものは良いとして、そうでないものが割と多い。カテゴリー分けというよ…

どの年代の人にもプレゼントしたい「アルケミスト」

自己啓発ものがどうも苦手な人って、結構いますよね。私もその一人です。一昔前は、読み漁りましたけど、今なんか意識高い系の人とかそういう話って疲れてしまうんです。そんな時期ってありますよ。それに、年齢も重ねてきますと、自分の考え方ってだいぶ固…